「悪魔の傾聴」を読みました。

 

「悪魔の傾聴」を読みました。

 

 本書はノンフィクションライターが書く本音を聞くための技術が詰まっています。本音を聞くための技術を数多く紹介しており、最後には本書の技術をまとめて掲載されているので、自分が実践しやすい技術から始めてみるといいと思います。

 

 また、本音を聞く中で想像し得ない壮絶な話を聞くことにもあり、聞き手の受容量が耐えられないこともあるそうです。この受容量については数多くの経験を積むことで受容量を増やしていくしかないそうです。人は感情で動く生き物なので、壮絶な過去を聞くことで自分自身も同じ気持ちになり私生活にも影響が出る可能性もあるので、まずは少しずつ自分の受容量を知り、増やしていくことも大切なのかもしれません。

 

 そして、前提として、本書は人間関係の構築のためのものではないということに注意が必要です。もちろん友人、家族に使えるような応用できる技術もありますが、あくまで筆者は若いライターや編集者へ技術を伝えたいとの思いから本書を書かれています。誰彼構わず、この悪魔の傾聴を使うことは筆者も願ってはないと思います。私自身はライターでも、編集者でもないですが、この悪魔の傾聴で学んだことは人を選び実践して行きたいです。