「僕にはイラつく理由がある」を読みました。

 

「僕にはイラつく理由がある」を読みました。

 

ADHDの子とどう接していくべきかを学べる本です。家の子はADHDではないですが、グレーゾーンなのかもと思い、子育ての一助になればと読みました。

 

 家の子で言えば、「忘れ物が多い」、「人の気持ちがわからない」、「整理整頓ができない」が当てはまっていました。

 

 今回は自分なりに上記3点をまとめます。

 

 まず、「忘れ物が多い」理由は多くの情報を記憶に留めておくことが苦手なためです。

 忘れ物をしないために有効な方法としては、単語のメモを書いて渡しておくこと。

 口であれをしなさいこれをしなさいと言っても、記憶に留めるのはまず無理なのでメモを見て一つ一つこなしてもらうほうが、子どもも達成感を味わえます。

 私自身は忘れ物が多い息子に対して怒ってばかりでしたが、今後はやってほしいことはメモで書き、渡すようにしたいと反省しました。

 

 次に「人の気持ちがわからない」ことについて、気持ちは目に見えないため子どもには実感しにくいみたいです。

 気持ちを理解するために有効なものが映画やドラマです。映画やドラマは人の表情や動き、言い方などでどういった感情なのかを想像することができます。子どもといっしょに見て、子どもの質問にはなるべく答えるようにすれば、少しづつ気持ちを理解できるようになるかもしれません。

 

 最後に「整理整頓ができない」です。これは単純に片付ける必要性を子どもが感じてないからです。また、お気に入りのものは目に届くところに置いておきたいものですし、どうせすぐ使うのだからと周りが物だらけになってしまいます。

 この解決策として、物の定位置をあらかじめ決める、片付けないといけない理由を伝えることが必要です。

 毎日ある宿題と連絡帳を出すボックスを作り、そこに出す習慣を身につけたり、ご飯前にテーブルが散らかっていたら、ご飯が食べるから片付けてと必ず理由を言うようにします。

このときに大事なのが大人が変に手を出さないこと。自分自身で気づくことが大事なので長い目で見て多少のことは目を瞑りましょう。

 

 この本を読んで思ったことは自分にもすごく当てはまるなってことです(笑)

 自分は人と感じ方が違うなとか思うこともありましたが、そうかADHDなのかもと気づいたことで少し楽になりました。

 子どもにも人と違うことが悪いことではなくて、人と違う理由に気づいて工夫することが大事なことを伝えたいです。

 これからは子どもに対して、できなくて起こるのではなく、できない理由を一緒に探してあげて、一緒に工夫していき、社会で困らないように長い目で成長させてあげたいです。