「原稿用紙10枚を書く力」を読みました。

 

「原稿用紙10枚を書く力」を読みました。

 

 著者はこの本の中で「書くことはスポーツだ」と述べられており、当然一長一短に身につくものではありませんが、トレーニングを積むことによって書く力が身についていきます。

 ただし、スポーツをしたことがある方なら分かると思いますが、がむしゃらにすればいいというものではありません。正しいトレーニングを積むことによってその力を伸ばすことができます。

 

 「書く力」とは構築力であると述べられており、私が印象に残ったのは関連のない三つのキーコンセプトを選び、それを文章として繋ぎ合わせることです。自分自身が三つ選び、それを繋ぎ合わせることでオリジナリティが出てくるので、この方法は実践していきたいと思いました。

 

 そして、「文体」を身につけるために、書くうえで自分の立ち位置を決めること。目下の人を教えるように書くのか、先生に向けて謙って書くのか、自分が書きやすい立ち位置を見つけることでオリジナリティが出てくるので、自分が新聞記者などいろいろな人になったつもりでいろんな文章を書き、自分にあったスタイルを見つけることが大事だそうです。

 

 取り組みやすいトレーニングとして、日記・映画の感想・本の感想の3点をトレーニングとして取り入れて行きたいです。書く力は、自分を見つめるキッカケにもなりますし、考えて書くことで自分がどう感じていたのか改めて気づくことで自己肯定感も高まります。

 

 トレーニングを実践しつつ、この本を何度か読み返していきたいです。