「暇と退屈の倫理学」を読みました。
もっとサクッと読めるものなのかと思いましたが、思いのほか内容は濃いものでした。
内容が濃い分、読み終わったあとの理解の深まりと満足感は充分にありました。
暇とはなにか、退屈とはなにか。自分自身もよく分かっていないままこの本を手にして読ませていただきましたが、なるほどと腑に落ちる感覚がありました。
特に「環世界(ざっくり言ったら習慣?)」を生きており、人間は様々な環世界行き来しやすい生き物であること、「不法侵入(ざっくり言ったら考えさせられる要因かな?)」により新たな環世界を構築できることは納得させられました。
退屈世界にはしないためにいろいろな知識をもとに様々な環世界を構築していくことが、豊かな人生には必要と考えさせられた一冊でした。
とはいうものの、僕はまだこの本を深く理解できていないのかなと思うところもあるので、また読み返していこうかなと考えてます。
この本は人生についてよく考える人や退屈な毎日を送っている人に読んでいただきたい一冊です。