「嫌われる勇気」(著者:岸見一郎、古賀史健)を読みました。

「嫌われる勇気」を読み返しました。

2度目の再読です。

 

1度目で読んだときは、他者との「課題の分離」について学び衝撃を受けました。

この学びによって僕の仕事での考え方は劇的に変わりすごく楽になりました。

 

今回の再読については、職場での悩みがきっかけでした。

部署の異動により、1から仕事を覚えているのですが、職場の同僚に「仕事のスピードが非常に遅いので早くしてください」と言われました。

 

まず、思ったのが「非常に」って付ける必要があるのか…というものでした。

 

同僚もたまりかねて言ったのでしょう。その後に僕がやっているやり方が非効率であることに気付き、効率的なやり方を教えてもらいました。(先に教えてよ…とは少し思ってしまいました。(すいません!))

 

今回の件で、効率的なやり方を教えてもらい、仕事の生産性が上がったので、素直に感謝の気持ちを伝えました。

 

が、家に帰ってモヤモヤ…モヤモヤ…。

 

今回の内容を「課題の分離」でとらえることにしました。

言われた内容をどう受け取るかは、「自分の課題」。それを言ったことで相手がイライラするのは「相手の課題」。

 

今回言われた件に関しては、効率的なやり方を教えてもらえたので、今後スピードを上げて仕事を取り組めるようになるため、今回の課題はクリアできそうです。

今回の件で、同僚にイライラさせてしまって申し訳なかったのですが、そこをどう折り合いをつけるかは「相手の課題」であるため、あまり干渉しないようにしました。(もちろん、言われたことは改善していくつもりです。)

 

さて、じゃあなぜモヤモヤしてるのか…

それは自身の価値が見い出せなくなっていたのかもしれません。

ぼくは分からないなりに自分のできる限りの仕事をしているつもりでした。同僚とも、友好な関係を築けているつもりでしたが、今回の件で、自分の価値が無いんじゃないかと、感じたのだと思います。

 

他の本を読んでいる途中でしたが、どうしたらこのモヤモヤが取れるか考えて、もう一度「嫌われる勇気」を読んで見ることにしました。

 

読み返してアドラー心理学の中でまだ必要な考え方の中に「共同体感覚」がありました。

ぼくは他者の中の価値で生きてはならないということは意識してましたが、自分自身での価値を見出すことが中々できませんでした。

「共同体感覚」とは、自分の価値を職場・家族だけでなく広く捉えることが重要とし、しいては、生きているだけで価値があるものと捉えることが重要としています。

この考え方は、賛否両論あるみたいですが僕にとっては非常に重要な考え方でした。

この「共同体感覚」を意識することで、『そっか、僕がご飯を食べるだけで食品産業に関わる人たちに価値を与えているし、僕が笑顔であいさつするだけで幸せになる人もいる。だから、職場だけで自分の価値が決まるはずがない。』と、そう思えました。

 

価値がある本とは、何度読んでも学びがあるもので読み返すことによって、その時の考え方や視点によって見方が変わり、学びが深まりました。

 

「嫌われる勇気」は僕の生きるバイブル本の1つなので、悩む度に何度も読みたい一冊です。

 

また、新しい学びがある度に、ブログにアウトプットしていきたいです。